基礎編その24・配当について学ぼう
基礎編も残り2回になりましたが、今回は配当について
学んでいきたいと思います。
配当といった言葉はなじみがあるという方も多いと思います。
配当とは・・・
会社が稼いだ利益の一部を株主へ支払うお金のコトです。
以前、P/Lを学んだと思いますが、
法人税等支払後の税引後当期純利益からその一部を株主に還元するお金です。
何故還元するのか理由は簡単です。
皆さん出資・投資をしてくれてありがとうございます。
皆さんのおかげで、利益出ましたので、還元しますねということです。

配当金額は会社ごとに違いますが、
仮に1株あたり50円の配当と発表があれば、100株保有している株主は
50円×100株で5,000円の配当がもらえます。
利益が出なければ、当然配当が出ない(これを無配と呼びます)
こともしばしば、あります。
せっかく、希望のある会社だと思って投資しているのに、
利益が出ない、無配というのはさみしいですね。
本サイトをご覧になっている方々には、
安定して配当を出している企業への投資をお勧めいたします。
理由は、利益がちゃんと出ている≒優良企業ということですから。
ただ、1点留意点があります。
権利確定日というものをしっかりと覚えておいてください。
権利確定日とは・・・
ある時点で株主として株主名簿に記載されることで
配当の権利を得られる日のことを言います。
権利確定日に株を保有しているかどうかが重要であり、
保有期間は一切関係ありません。
権利確定日の1日だけ株を保有すれば配当金をもらう権利を得られます。
権利確定日の3営業日前には株を購入しておく必要があります。
株主として名簿に記載される為の期間が必要だからです。
具体例を示しましょう。
例えば、3月31日が権利確定日とします。
権利付き最終日は3営業日前の3月26日です(土日の非営業日は含まない)
3月26日に株を購入しておけば、配当をもらう権利を得られます。

なお、補足ですが、株主優待というものもあります。
配当金がお金での還元に対して、株主優待は物やサービスでの還元になります。
配当金のみ・株主優待のみ・配当金 株主優待等パターンはありますが、
権利確定条件等は配当も株主優待も原則一緒の扱いです。
有名な株主優待としては、
オリエンタルランドのディズニーランド入場時の割引チケットが挙げられます。
ディズニーファンにはたまらないものですね。
しっかりと、頭に入れておいてください。