基礎編その16・移動平均線について学ぼう
テクニカル分析の基になる知識について前回、前々回と学んできました。
「ローソク足」と「出来高」ですね。
今回は、「移動平均線」について学んでいこうと思います。

移動平均線って何?
移動平均線とは一定期間(5日、25日、13週、26週など)における
株価の終値を平均して算出した数値を線で結んだものです。
終値はローソク足の回で勉強しましたね。
短期の移動平均線と長期の移動平均線の関係を見たり、
ローソク足と移動平均線を並べて表示し、
将来の株価動向予想します。
移動平均線は日足のチャートの場合は以下が使われます。
・ 5日移動平均線
・25日移動平均線
・75日移動平均線
週足の場合は以下が使われます。
・13週移動平均線
・26週移動平均線
・52週移動平均線
5日移動平均線の5日というのは土日を除いた1週間です。
25日は約1ヶ月間、75日は約3ヶ月
13週も約3ヶ月、26週は約半年、52週は約1年にあたり、
区切りが良い期間になることから設定されています。
短期移動平均線(ex.25日)と
長期移動平均線 (ex.75日)をともに表示し、
それら2つの関係を見て、投資売買の判断に活用します。
短期移動平均線が長期移動平均線を上向きに突き抜ける状態を
ゴールデンクロス
買いのサインとして言われることが多いです。
逆に、短期移動平均線が長期移動平均線を下向きに突き抜ける状態を
デッドクロス
売りのサインとして言われることが多いです。

移動平均線の価格が投資家の心理的な抵抗線になることが多いです。
たとえばですが・・・
移動平均線を上に大きく突き抜けるような株価の変動があれば、
投資家心理の転換を示す可能性が高いです。
株価が上方向に動きやすくなる可能性があります。
可能性があるという表現をしているのは、絶対的な指標ではなく、
ダマシと呼ばれる、即、元の株価水準まで戻る株価の動きがある為です。
一つの転換ポイントを探るための指標とお考えください。