基礎編その21・空売りについて学ぼう

基礎編を学んでいる方は、現時点では知識を習得するにとどめましょう。

基礎編その21・空売りについて学ぼう



最初に断りを入れておきますが、
本サイトの基礎編を読んでいる皆様は、
できれば空売りでの市場参戦は控えることをお勧めします。

あくまでも、今回は「空売り」という知識を学ぶことが目的です。

知識を得たからといって、空売りで市場に参戦しても
結果はまだついてこないと思います。

当面は現物取引(自分のお金で株を買う)に注力するのがベターですが、
空売りの知識についても学んでいきましょう。

株価ボード写真

空売りとは・・・

「信用取引」でのみ取引できる売買方法のことを指します。
空売りは、文字通り売りから始める取引のことを意味しています。


何故、持ってもいない株を売れるのかという疑問が湧きますが、
株は証券会社などから借りて売ります。

当然借りた株は借りた人(証券会社に)返さないといけません。
借りて売った株はどこかで買い戻して返済する必要がでてきます。

安く買って高く売る事によって利益を出すのが、
普通の商売の鉄則であり、株でも買いから入るスタンスの鉄則です。

空売りの場合は、 高く売って安く買い戻す事によって利益を出します。
チャート写真

もちろん、株は借りているものです。
無料で貸してくれるなんてムシのいい話はありません。
借り賃、毎日貸株料を証券会社に払う必要が出てきます。

長期的に借りていればそれなりの額になるので注意が必要となります。

現物取引の場合は、たとえ塩漬けになろうが、
上がるまで持っていようが、手数料がかかる心配はありません。


更に、現物取引(買い)の場合は、
仮に企業が倒産しても株の価値がゼロになるだけです。
要は自分の持っていた資産としての株の価値が0になるだけです。

しかし、空売りの場合株価が上がれば損をします。
株価に上限は無いため理論上損失は無限大になります。


なお、補足ですが、空売りは信用取引でしか取引できません。
信用取引は証拠金というものが必要になります。

たとえば、1,000万円分の買い(売り)をしようとしたら、
その30%にあたる300万円を証拠金(保証金)として
口座に入れておく必要があります。

証拠金維持率が25%を下回ると追加で証拠金を入金する必要が出てきます。
いわゆる、追証というやつです。
まあ、この辺の細かいところは、応用編で勉強していきましょう。

今回は、あくまで空売りというものがあるという知識を身につけましょう。





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