基礎編その9・ファンダメンタルズについて学ぼう(ROE)
重要な3指標はもうしっかりと覚えましたか?・PER(株価収益率)
・PBR(株価純資産倍率)
・ROE(株主資本利益率)
覚えていない方は、しっかりと覚えましょう
今回は最後の1つの重要指標であるROEについて学びたいと思います。

ROE(株主資本利益率)とは・・・
ROE=当期純利益÷純資産×100(%)
で表される指標です。
これまた、難しい感じの式が出てきましたね。。。
ただ、式は難しそうですが、言っていることは単純です。
純資産=自己資本を使ってどれだけ1年間で利益を上げたかということです。
想像してみてください。
あなたは企業経営者だとします。
あなたの会社へ株主が100万円出資したとしましょう。
その100万円を元手に、1年間で、あなたは1,000万円を稼ぎだしました。
そう、ROEは1,000万円÷100万円×100(%)=1,000%となります。
なお補足ではありますが、
ROA(総資産利益率)というものがあります。
ROAも考え方はROEと一緒です。
当期純利益を純資産=自己資本で割るのではなく、総資産で割ります。
ROA=当期純利益÷総資産×100(%)
総資産は、純資産に負債(借金等)を加えたものになります。
簡単にROAを解説すると
手元のお金と借金でいくらの利益を生み出したかということです。
投資の際に同業他社をROE(ROA)を使って
比較してみてください。新たな発見があると思いますよ。
以上で、重要なファンダメンタルズに関する3指標
の解説は終わりたいと思います。
次回からは、財務諸表の見方について解説したいと思います。